反射防止剤 CS-MH1
この度、自然界のモスアイ(蛾の目)構造に着想を得て、光の反射を極限まで抑える塗料の開発に成功しました。
塗料構成、塗膜特性
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CS-MH1 (開発品) |
| 材料構成 |
2液 |
| 推奨塗膜厚み(μm) |
30~40 |
| 全反射(可視/近赤外)1) |
1.9% / 2.4% |
| 粗さ Ra/Rz (μm) 2) |
約2/約10 |
| 密着性 3) |
○ |
| 耐光性 4) |
2% |
| 耐熱性 5) |
変化なし |
| 熱衝撃 6) |
変化なし |
- 可視:400-700nm平均、近赤外:900-1500nm平均
- スプレー塗布時。塗布条件により変化します
- 基材:アルミ JIS5400-8.5 クロスカット
- 屋外1年相当、照射前後での反射率の変化量
- 210℃24hr、投入前後での反射率の変化量
-
サイクル試験投入前後での反射率の変化量
サイクル:39.7℃97%RH×24h → -18℃×20h → 25℃×4hを5サイクル
特長
- 微細な表面形成による反射防止
- 樹脂粒子を含まない
- ラットな塗膜表面
- 金属、プラスチックの各種基材に密着
- 可視光~近赤外領域まで反射防止
- トルエン/MIBK フリー
想定シーン
- カメラなどの光学機器
- スマートフォン用部品
- ヘッドアップディスプレイ用部品
- LiDAR用部品
- ADAS用部品
- 検査装置用部品
- 鉄道、道路などの信号機用反射防止
- その他、反射を抑えたい部品
※ 850nm付近の段差は、測定機の波長切り替えに伴うものです
サンプルのご依頼も承っております。
お問い合わせにつきましても以下、製品お問い合わせにてご連絡賜りますようお願い申し上げます。
2026年7月上市予定 *1
*1 本日程は現時点での予定であり、変更となる可能性がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます